タコ足配線と愛犬、愛猫

事故事例

 

タコ足配線

タコ足配線とは、テーブルタップなどを使って一つのコンセントに複数の電気機器を接続することです。
タコ足配線をしていると、一度にたくさんの電化製品を使うことができるので便利なのですが、電気を使い過ぎるとテーブルタップなどが過熱し、定格容量を超え,発熱して発火する危険が高くなります。

また、もうひとつ、コンセントにまつわる火災事故として、コンセントや電源プラグの間に溜まった「ほこり」が原因で起こる火災「トラッキング火災」があります。ほこりは、空気中の水分を吸収します。コンセントと電源プラグの間に溜まったほこりに湿気が加わると、微量の電流が流れて火災を引きおこす原因となることがあります。また、電化製品の電源を切っていても、コンセントに電源プラグが差してあるだけで発火することもあります。

愛犬のおしっこ

そこで、実際にあったタコ足配線、トラッキング火災にまつわる事故をご紹介します。
最近はペット可のマンションも増えてきてお部屋の中でペットを飼育される方も急激に増えています。会社員A子さんはご友人からトイプードルの子どもを譲り受け、我が子のように可愛がっていらっしゃいました。
A子さんはお一人暮らしで、日中はトイプードルだけで過ごしていました。また、ペット以外に音楽鑑賞のご趣味があり様々な音響機器を持っておられました。
ワンルームですのでコンセント受け口が少なく、やむを得ずタコ足配線となっていました。
掃除をするにも重量物である音響機器は容易に動かしがたく、タコ足配線の上にはホコリが積もっている状態でした。
ある日、そのタコ足配線の上に愛犬のトイプードルがおしっこをしてしまいました。
犬の尿には塩分が含まれ、塩分は通電性が高いことからタコ足配線上のホコリに引火して火災が発生し、ついにワンルームは全焼、トイプードルは焼死してしまいました。
この例に加えて、愛犬が電気コードを噛んで感電を防ぎ可愛いペットを守るためにも、火災とならないためにも、日中、ペットだけにせざるを得ない場合は、コンセントプラグを抜く等の対策をお取りください。

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