節分とは、元々「季節を分ける」という言葉から来ています。旧暦では年越し(大晦日)の日でした。今でも地方により色々な行事が行われていますね。
2019年2月3日(日曜)が節分です。
ご家庭でも、節分の行事をする方が多いのではないでしょうか。集合住宅にお住まいの方に気を付けていただきたい点をご紹介して参ります。
豆まき
「鬼は外!福は内!」の掛け声でおなじみの豆まきです。「魔を滅する」から豆を撒くと言われています※
昔から、撒いた豆が発芽しないようにと炒った豆を使うのが通例です。しかし、ベランダやお庭に撒いた豆をそのままにしていると、鳩が飛んできて糞害に繋がる恐れがあります。お部屋の中に撒いた豆もきちんと回収せずに放置していると虫の餌になってしまう恐れがあります。
ベランダに撒く場合は、外に撒いて1階の住人の方に迷惑をかけないよう配慮し(ベランダの壁内に撒く)撒いた豆は回収するのが良いでしょう。あまり大量に撒かないのも必要ですね。
お部屋の中に撒いた豆ですが、こちらも回収しましょう。本来は「福豆」ですので食べるのが慣例のようです(そのためにお部屋を綺麗に掃除するのですね)。年齢の数+1(数え年のため)を食べます。床に撒いた豆を食べたくないという方は、回収した豆を神棚に供える、飼っている犬や猫に与える(たくさん与えるとお腹を壊すので注意してください)落花生を撒いて殻を割って食べる等対策しましょう。
柊鰯(ひいらぎいわし)
最近ではこれをされているご家庭は少ないかもしれません。焼いた鰯の頭と柊の枝を組み合わせて門や玄関に飾るというものです。鬼の嫌いな鰯の臭いと、鬼の目を刺す柊の葉により、魔除けのお守りとして飾られます。地域にもよりますが、節分の一日飾れば下げて良いようです※
神社でお焚き上げするのが良いですが、半紙に包んで捨てても問題ないようです。あまり長い間飾っておくと、焼いているとはいえ臭いの元にもなりかねませんので早めに下げてしまうのが良いと思います。
集合住宅での注意点
集合住宅では、ご近所様への気遣いも必要になります。皆が気持ちよく過ごせるよう配慮して節分を楽しみましょう。
※:諸説あり