照明器具とLEDランプの不適合が原因の火災が頻発しています。
蛍光灯が切れたとき、寿命の長いLEDランプに交換する方が増えています。
しかし、照明器具とあわないLEDランプに交換すると、火災が発生することをご存じですか?
LEDランプ交換火災についてお話させていただきます。
蛍光灯照明器具には3種類の点灯方式があります。
1.スタータ式(グロースタータ方式)
2.ラピッドスタート式
3.インバータ式(半導体式)
(ご自宅の蛍光灯照明器具が上記のどの点灯方式にあたるかは、照明器具についている表示を確認する必要があります。)
ただし、メーカごとに表記方式が若干異なりますので、型番やロットナンバーをもとにメーカにご確認下さい。
各照明器具には、照明器具に対応した、点灯方式が表示されていますので、必ずその表示を見てその点灯方式に対応したLEDランプを取り付けましょう。
照明器具の点灯方式と蛍光灯ランプが一致していない場合、破裂する場合があります。
また、ほぼ問題なく作動する場合もありますが、この場合、さらに注意が必要です!
蛍光灯ランプが破裂しない場合でも、異音がしたり、明かりがつかない場合でも、破裂する場合よりも恐ろしく、実は通電しており、じわじわと発熱し、最悪の場合、居住者が出かけている間等に発火してしまいます。
発火例の代表的なものは
●インバータ方式の照明器具にラピッドスタート式専用のLEDランプを取付て発火した例
●スタータ方式の照明器具にラピッドスタート式専用のLEDランプを取付て発火した例
などがあげられます。
必ずメーカーや電気販売店に確認してLEDランプの取付をしてください。可能な場合は照明器具ごとLED照明に交換するのが理想的です。