放火による火災が増えています。特に乾燥するこの冬場に放火は増えるようです。
放火犯の深層心理は理解しがたいものですが実際に放火された建物、部屋、原因をみると共通点があります。
放火被害物件の共通点
1.ゴミや可燃物(古新聞等)が置かれている。
2.通行人から見えにくい場所である。
3.燃えやすい構造である。
《共通点1》
放火犯は放火し火災が拡大することを目的としています。
よって着火物が燃えやすければ燃えやすいほど放火犯を刺激してしまいます。
そこでよく放火されますのがゴミです。よく、ゴミ当日に備えて忘れないように前日からゴミを玄関ドアの外に置いている方がいます。
放火はだいたい夜間です。特にアルコール臭や生ごみ臭を放つゴミは燃えやすい為、放火犯を刺激するらしく絶好のターゲットとなってしまいます。くれぐれも玄関ドアの内側にゴミは保管ください。
また古新聞の束も狙われます。内側に保管ください。
《共通点2》
犯罪者は捕まりたくありませんから、第三者から見えにくい場所、すぐに逃げることができる場所を選びます。
したがって、放火場所は下記にような場所に集中しています。
・マンションの道路側ではなく内側
・1階
・物置などがあり外部から見えにくい場所
放火を防ぐためには、このような場所には障害物を置かず、また「放火注意」などの張り紙をして犯罪に対する警戒が強いことを強調することが有効です。
《共通点3》
建物の構造そのものを変えることはできませんので上記の共通点1.や2.の対策を強化することが重要です。
また、消化設備などを見えやすいところへ置いておき、放火犯にターゲットとされない工夫もあわせて行うようにしましょう。
放火による被害も、火災保険の支払いの対象になります。