気象庁のホームページで公表されている1951年代から2018年の統計によれば、
台風の上陸数は、総数で、201件となっており、年平均2.95件となり、ほぼ3件と言えます。
(台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を「日本に上陸した台風」とするそうです。)
月別の上陸数
8月が71件と最も多く、次いで9月65件、そして7月33件となります。
年別の上陸数
2004年の10件を筆頭に、次いで、1990年、1993年、2016年が6件、1954年、1962年、1965年、1966年、1989年、2018年が5件となっています。
最近の5年の上陸数
2014年 4件
2015年 4件
2016年 6件(過去2番目に多い)
2017年 4件
2018年 5件(過去3番目に多い)
これを見る限りでは、過去5年間の上陸数は高くなっており、どの年も4件以上となっており、平均すると4.6件です。
防災のための努力
まもなく、上陸数が多い8月、9月がやってきます。
台風や集中豪雨に対しては、警報などの防災気象情報を利用して、被害を未然に防いだり、軽減することが可能です。
(1)家の外の備え(大雨が降る前、風が強くなる前に)
・窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、必要に応じて補強する。
・側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく。
・風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納する。
(2)家の中の備え
・非常用品の確認
・室内からの安全対策
飛散防止フィルムなどを窓ガラスに貼ったり、万一の飛来物の飛び込みに備えてカーテンやブラインドをおろしておく。
・水の確保
(3)避難場所の確認など
・学校や公民館など、避難場所として指定されている場所への避難経路を確認しておく。
・普段から家族で避難場所や連絡方法などを話し合っておく。
・避難するときは、持ち物を最小限にして、両手が使えるようにしておく。
(4)非常持ち出し品を用意
・懐中電灯、携帯用ラジオ(乾電池)、救急薬品、衣類、非常用食品、携帯ボンベ式コンロ、貴重品など
出典:気象庁ホームページ
(1)台風の上陸数(2018年までの確定値と2019年の速報値)https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/landing/landing.html
(2)自分で行う災害への備え
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/ame_chuui/ame_chuui_p10.html