1.停電
春以降、電柱に作られる“カラスの巣”が原因で停電するトラブルが全国各地で相次いでおり、ニュースでもしばしば報じられています。
6600ボルトの電流が流れる電線に、巣の素材としてカラスが調達した針金ハンガーなどが接触して放電したり、雨のために漏電が発生することにより、大規模な停電が発生するのみならず、火災事故にもつながります。
余談ですが、カラスは、子育ての季節(繁殖期4~6月頃)に非常に攻撃的となり人を襲うこともありますので注意が必要です。
さて、カラスの巣の除去は電力会社等の問題ですが、
次は一般家庭でペットが発生させた事故の事例です。
ペットを飼育することが認められる賃貸マンションも多くなっています。
ペットと生活される方は是非とも参考にして下さい。
2.火災
飼い犬や飼い猫が発生させた火災事故です。
(1) 犬が電気器具におしっこをして感電し、火事が発生。
(2) 中型犬がガスコンロのスイッチを付けた。(美味しい料理の臭いを嗅ぎつけたのでしょうか?)
(3) 猫が料理中のガスコンロに物を倒して火災になった。(冷蔵庫の上から箱のようなものを落としたと考えられます。)
3.漏水
(1) 猫が水道の開閉ハンドルに触れて水を出した。
不幸にも排水口がふさがっており、シンクから水が溢れて階下に損害を与えた。
4.悲劇を防ぐために
本来は、火や水を恐れるはずの動物も、人間との生活の中で意図せず、災害に結びつく行動をとってしまう事例が発生しています。
賃貸住宅で火事が発生すれば、自分自身の家財はもちろんのこと、他のお部屋の住人の財産だけでなく、大切なペットの命も危険にさらされます。
ペットを部屋に残して外出する場合は、ペットをケージに入れて外出するなどの対応が安心と考えられます。