災害に備えるための防災グッズの準備

コラム

災害に備えるための避難と防災グッズの準備は、私たちの生活の中で非常に重要です。特に日本のように地震や台風などの自然災害が頻発する地域では、適切な備えが必要不可欠です。今回は、1次避難と2次避難、それぞれに必要な防災グッズについて考えてみます。

1次避難

まず、1次避難とは、災害が発生した直後から安全な場所に逃げるまでの期間を指します。この段階では、避難先での最低限の生活を維持するためのグッズが必要です。
具体的には、食料品や飲料水、安眠用品、衛生用品などが挙げられます。
この期間は短期間ですが、これらのグッズが命を守る鍵となります。

2次避難

次に、2次避難は、ライフラインが復旧し、元の生活に戻るまでの期間を指します。この段階では、1次避難よりも長期的な生活を見据えた備えが求められます。
例えば、食料品やゴミ袋、予備の衣類などが挙げられ、特に食料品に関しては、避難する人数に合わせて十分な量を確保することが重要です。
ライフラインが完全に回復するまでの時間は不明確であるため、余裕を持った準備が大切です。

防災グッズ

防災グッズを選ぶ際、何が本当に必要かを見極めることが重要です。ここでは、必要な防災グッズを10点ご紹介します。

1. 飲料水:人間は水がないと数日で命の危険にさらされるため、最優先です。
2. 食料品:保存可能な食品を準備し、栄養バランスを考慮した選択が重要です。
3. 充電器・モバイルバッテリー:通信手段を確保するための必需品です。
4. 貴重品:身分証明書や保険証など、災害時に必要な書類をまとめておきましょう。
5. 携帯トイレ:トイレが使えない場合に備え、簡易トイレを準備しておくと安心です。
6. 予備の衣類:着替えが必要になる可能性を考慮し、数日分の衣類を用意しましょう。
7. 現金:災害時はクレジットカードが使えない場合があるため、現金を用意しておくことが推奨されます。
8. 防災ラジオ:災害情報を得るための必需品です。
9. ライト・ランタン:停電時に光を確保するためのものとして非常に重要です。
10. 救急セット:怪我をした際に応急処置をするためのアイテムは必須です。

災害時のお困り事で多いのが停電ですが、中でもスマートフォンの充電と明かりの問題が多くを占めます。
スマートフォンの充電切れでは、家族との連絡や情報収集ができなくなり、
また明かりが使えないと、夜の行動が制限されてしまいとても不便です。

番外として電源の確保

1.ソーラーパネルとポータブル電源の組み合わせも災害時に大きな助けとなります。
スマートフォンやラジオの充電を行うことで、情報収集や連絡手段を確保することが可能です。ポータブル電源を選ぶ際には、サイズや重量に注意し、携帯性の高い製品を選ぶことが推奨されます。これにより、避難所でも簡単に持ち運んで使用することができます。
2.車があれば蓄電や電気の供給をすることができ、災害中の電力の問題解決をサポートしてくれます。
車のシガーソケットから供給することができますが、近年の車にはシガーソケットがない車種もあるため、事前にソケットの有無や位置を確認しておくことが大切です。

災害に備えることは命を守るために欠かせない行動です。防災グッズの準備を怠らず、万が一の事態に備えておきましょう。